このような方はいませんか?
- 仕事が忙しくて自炊ができない
- 毎日献立を考えたり料理をしたりするのに疲れている
- 一人暮らしなので自分のためだけに食事内容を考えるのが面倒で「食事は何でもいい」と思ってしまう
- 食品スーパーやコンビニなどが家の近くになく、車も利用できないので食材の買い物にも行きにくい
- 妊娠中の「つわり」や育児、介護などで買い物や食事作りなどの家事に支障が出ている
- 糖尿病や高血圧症などで食生活の改善を指導されているが具体的にどのような食事がいいのかわからない
- ダイエットのために栄養計算された食事が食べたい
- 高齢者のための咀嚼や嚥下に配慮した食事を作るのが大変
「宅配弁当」というサービスはご存知ですか?
今回はこの宅配弁当についてお話をしていきたいと思います。
宅配弁当とは
一般的に宅配弁当とは栄養バランスの取れたお弁当を届けてもらえるサービスのことを言います。
一見、お弁当屋さんのデリバリーと似ているように思えますが別物です。宅配弁当では基本的に継続的な利用が前提となります。それに対しお弁当屋さんのデリバリーでは食べたい時だけ頼みますよね。
また、ほとんどの宅配弁当で管理栄養士が監修した献立が採用されています。お弁当屋さんのデリバリーでは管理栄養士の監修を謳っているところはないのではないでしょうか。メニュー自体も宅配弁当はバラエティーに富んでいるのに比べ、お弁当屋さんではお店のメニューのラインナップからお客さんに選んでもらう形ですよね。
宅配弁当は冒頭で挙げたようなお悩みを解決するため大きく普通食、制限食、介護食にジャンル分けできます。普通食は特にエネルギーや栄養素の制限のない方のためのお弁当です。それに対し制限食は糖尿病や高血圧症などでエネルギーや栄養素が制限された方のためのお弁当です。また、介護食は咀嚼や嚥下が難しい方のためのお弁当です。
これとは別にどのような状態で届けられるかということも選べます。常温タイプの物から冷蔵タイプ、冷凍タイプ、レトルトタイプまであります。
また、ご飯とおかずがセットになった「お弁当」と「おかずのみ」の物に分かれるので宅配弁当を利用する時にはしっかり確認したうえで注文するようにしましょう。
宅配弁当のメリット・デメリット
宅配弁当のメリットは次のようなものがあります。
- 献立を考える必要がない
- 食材を買いに行く必要がない
- 料理をする必要がない
- 洗い物をする必要がない(弁当箱を回収する場合もあるため洗い物が必要になる場合もある)
- 宅配弁当の受け取りが必要なため見守り・安否確認サービスとして利用できる
一方、宅配弁当のデメリットにはこのようなものが考えられます。
- 配達エリア外の場合がある
- 配達料がかかる
- お弁当の受け取りのためその時間に家にいなければならない
宅配弁当を選ぶ時のポイント
最初に考えなければならないのはあなたのお家に配達可能な宅配弁当業者を探すことです。全国配達に対応した業者から配達エリアが限定されている業者まであります。
次に希望の条件を満たすお弁当があるかチェックしましょう。もともと何のために宅配弁当を利用したいと思ったのかということを考えてみましょう。普通食、制限食、介護食のうちどのジャンルのお弁当が必要かということですね。それに加えて常温、冷蔵、冷凍、レトルトなどのタイプを考えていくことになります。ご飯とおかずがセットになった「お弁当」なのか「おかずのみ」なのかも確認しておきましょう。
また、1回の配達で何個のお弁当から配達してもらえるか(注文単位)、注文してから配達されるまでに何日かかるのかといったことも重要になってきます。お弁当屋さんのデリバリーと違って注文を受けてすぐに作ってその日に配達してもらえるということではありません。予定の変更などで宅配弁当をキャンセルする場合は何日前までにキャンセルの連絡をしなければならないのかといったところも確認をしておきましょう。それに加え配達されたときに留守にしていたらどのような対応をしてもらえるのか確認しておきましょう。
料金を意識することも大切です。基本的にはお弁当本体の料金に加えて配達料が上乗せされます。これを継続的に利用すると考えた時に無理のない額に収まるようにする必要があります。
自炊と比べると宅配弁当は高い印象を持たれるのではないでしょうか。
たた、その料金の中にはバランスの取れた献立を考え、材料の買い出しをして料理をするという時間と手間が含まれています。それらを踏まえたうえで納得のいく宅配弁当を探してみてください。
宅配弁当では自炊のための手間を宅配業者が肩代わりしてくれています。
宅配弁当を活用することであなたが今まで毎日の献立に悩み、食材の買い出しに行って料理をしていた時間がプレゼントされます。もし、健康のために「運動をしましょう」と言われている方なら忙しい毎日のスケジュールにウォーキングの時間を組み込むこともできます。
宅配弁当そのものの価値以上の活用方法もありそうですね。